春のマイル戦線を占う重要な一戦、ニュージーランドトロフィー(NZT)。過去10年のデータを振り返りながら、傾向と攻略ポイントを分かりやすくまとめました。ぜひ予想の参考にしてみてください!
目次
1. 人気と配当の傾向 ~1番人気は不振、2番人気に注目~
1番人気が不振
2014年のショウナンアチーヴ以降、1番人気馬の勝利がなく、0勝・2着4回・3着0回と苦戦傾向です。
2番人気が勝ち星多数
過去10年で2番人気が5勝、連対率50%と抜群の安定感。3番人気も2勝とまずまず。
→「1番人気より2~3番人気を軸にしやすい」のがNZTの特徴といえます。
穴馬の台頭に注意
6番人気以下の伏兵が3着に8頭も飛び込み、過去には12番人気馬が優勝した年(2015年)も。
→「軸は中位人気から、ヒモに穴を広めに」が高配当を狙うカギです。
2. 脚質(レース展開)の傾向 ~先行有利!逃げ切り勝率27%~
先行策が大多数の勝ち馬
過去10年の勝ち馬10頭中7頭が先行策。逃げ切り勝ちも3頭で、その勝率は約27%と高めです。
追い込み馬は苦戦
後方一気の馬は0勝(3着内もわずか3頭)と厳しい結果。スローやミドルペースになりやすい年が多く、前に行ける馬の方が有利です。
ペース次第で差し馬も台頭
ハイペースになる年は、直線の急坂で前が止まり、差し馬が追い込んでくるケースも。
→出走メンバーを見てハナ争いが激しくなりそうなら差しにも注目。
3. 血統傾向(父系・母父系) ~パワー&持続力型に注目~
突出した“NZT専用血統”は少ない
近年はさまざまな系統が活躍。複数回勝ち馬を輩出しているのはダイワメジャーのみ。
パワー型血統が中山の急坂に強み
Roberto系、Danzig系、ノーザンテーストなどパワー寄りの血統が穴を開けがち。
→特にダイワメジャー産駒は母父ノーザンテーストの影響もあり、中山マイルの急坂適性が高めです。
4. 中山芝1600mコースの“クセ” ~内枠有利&下り坂スタート~
スタート直後のコーナーまで約240m
外枠は序盤から外々を回らされがちで不利。多頭数になるとさらに外枠不利が顕著です。
ゴール前の急坂
直線は約310mと短めですが、残り200m付近から2mほどの急坂が待ち構えます。オーバーペースで飛ばした先行馬は坂で失速するリスクも。
実際、NZTでも内~中枠が好走傾向
1~4枠の馬が過去10年で8勝、3着内19頭を叩き出しています。
→「外寄り枠=割引」の目安に。
5. ペース傾向と脚質別成績 ~逃げ・先行に明確なアドバンテージ~
下り坂スタートで流れが淀みづらい
中山芝1600mは序盤から平均~速めのペースになりやすく、前で競馬できる馬が有利。
→2023年以降のコース成績でも、逃げ馬の勝率16.8%に対し、追い込み馬は1.5%と大きな差があります。
NZTは年によってペースにブレあり
極端なスローやハイペースの年も存在するため、予想時には「逃げ馬の数」「先行争いの強度」をチェックし、ペースを読むことが重要です。
6. 傾向と対策まとめ
1. 人気の取捨
1番人気は不振。2・3番人気を軸に、中穴・大穴をヒモに組み込む作戦がNZTらしい形です。
2. 展開と脚質
先行力のある馬を最優先。特に内枠の逃げ・先行馬なら展開利も期待できる。
→ハイペース予想なら差し馬も押さえる、といった柔軟な買い方を。
3. 血統適性
中山マイルの急坂をこなすパワー血統に注目。ダイワメジャー産駒やRoberto系などはプラス評価。
7. まとめ ~ブレの大きいレースを攻略せよ~
ニュージーランドトロフィーは1番人気が当てになりにくく、伏兵も絡みやすい“穴傾向”のレース。
しかし「内枠の先行力」「パワー型血統」などのポイントを押さえれば、的中率アップだけでなく高配当も狙いやすいという魅力があります。
春のマイル戦線へ向けた最初の関門、ぜひ勝ち切るためにも展開読みとコース適性をしっかり見極めて予想を組み立ててみてください。
▼参考サイト
UMANITY.JP / KEIBALAB.JP / KEIBAHINT.BLOG.FC2.COM / NAVI-KEIBA.COM
最後までお読みいただきありがとうございます!ニュージーランドトロフィー攻略のヒントになれば幸いです。
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